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さらなる進化を遂げ「史上最強」の声も

さらなる進化を遂げ「史上最強」の声も

第3章

さらなる進化を遂げ「史上最強」の声も

キタサンブラック 登り詰めた最強の座

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 勝っても勝ってもなかなか1番人気にならない「実力先行型」だったキタサンブラックは、やがて「現役最強馬」と呼ばれるようになる。

 王者としての地位を確かなものにしたのは、2016年のジャパンカップで見せた圧巻の走りであった。

 それまでの12戦で唯一着外(14着)に沈んだダービーと同じコースだけに、「東京不安説」もささやかれていたのだが、差のつきにくいジャパンカップで2着を2馬身半突き放し、逃げ切った。

王者としての地位を確かなものにした2016年ジャパンC(撮影:下野雄規)

「普通に強かった」という武の言葉は、いかなる条件でも勝てたという意味の、最大級の賛辞だろう。

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