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テイエムオペラオーとキタサンブラック

テイエムオペラオーとキタサンブラック

第6章

テイエムオペラオーとキタサンブラック

日本経済から読み解くテイエムオペラオー 偉大な賞金王の記録

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 さて、テイエムオペラオーの現役時代を振り返り、その強さを思い出してもらったところで、「なぜ、賞金獲得記録は16年間も破られなかったのか」について検証していきたいと思う。

 まずは、テイエムオペラオーの戦績とキタサンブラックの戦績を比べてみたい。

テイエムオペラオー競走成績

<テイエムオペラオー競走成績>

キタサンブラック競走成績

<キタサンブラック競走成績>

 比較を簡単にするためにあえてまとめると以下のようになろう。

■テイエムオペラオー
通算成績:26戦14勝
G1:7勝、2着4回、3着2回
G2:4勝
G3:1勝

■キタサンブラック
通算成績:20戦12勝
G1:7勝、2着1回、3着4回
G2:3勝
G3:勝ちなし

 さらに、戦績を見てもらうとわかるとおり、テイエムオペラオーは26戦して掲示板をはずしたレースはひとつもない。

 筆者はキタサンブラックが大好きだし、歴史的名馬であることもわかっている。また、関係者の方々に大きなリスペクトを抱いてもいる。しかし、データだけを客観的に見る限り、「戦績が上回った」から「賞金獲得額が歴代トップになった」というわけではないと言わざるをえない。

 では、なぜ16年ぶりに賞金獲得額の記録が塗り替えられたのか。当然、考えられるのは「賞金額が上がったから」である。本当にそうなのかを検証してみたいのだが、その前にちょっとだけ、日本の景気の話に触れておきたいと思う。

(写真:2000年秋の天皇賞テイエムオペラオーと2017年有馬記念キタサンブラック)

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