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天頂近くの黄色い星

天頂近くの黄色い星

第5章

天頂近くの黄色い星

競馬で学ぶ冬の星空

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 ここまでの章はオリオン座をキーにして、星空にあまり馴染みがない人にもすぐに見つけられる星々を紹介したが、今回は少しだけオリオン座から離れた星と星座の話をしたい。とはいってもそこまで探し出すのに苦労は要らない。

 冬の夜であれば0時前後、空の高いところ(天頂)に黄白色の目立つ星がある。それがぎょしゃ座のアルファ星・カペラだ。これまで見てきた恒星・星座はすべて体を南側に向けていれば見えるものだったが、カペラは北天にある恒星。時間帯にもよるがオリオン座などを見ながら首をどんどん上に上げていけば見つけることができるだろう。シリウスやアルデバランのように、むりやりオリオン座を目印に見つけるとすれば、「サイフ(左下、オリオンの右足)からアルニタク(三ツ星の一番左、オリオンの右腰)へ引いた延長線上」とでもいったところだろうが、そこまでしなくとも容易にどれがカペラかは判別できるだろう。

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