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シンガポールで決めたワンツー・フィニッシュ

シンガポールで決めたワンツー・フィニッシュ

第5章

シンガポールで決めたワンツー・フィニッシュ

世界に挑んだサムライサラブレッド 〜Part3・アジア/オセアニア編〜

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 さて、舞台を香港からシンガポールに移そう。

 日本調教馬のシンガポール初レースは、2002年5月11日にクランジ競馬場で開催され、エアトゥーレが3着に入る好走を見せたクリスフライヤースプリント(芝1200:現在のレース名はクリスフライヤー国際スプリント/当時G3・2009年からG1)だ。

〈2002年:クリスフライヤースプリント:エアトゥーレ3着〉

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 エアトゥーレで特筆すべきは、このあとシンガポールからフランスに移動し、ドーヴィル競馬場でモーリス・ド・ゲスト賞(芝1300:G1)に出走(2着)、さらに英国でもヘイドック競馬場でスプリントC(芝1207:G1)に出走している(11着)点だろう。地球半周以上の距離を移動しながら、海外のレースを3連戦する大遠征を敢行したのだった。

 2003年に引退したエアトゥーレは、北海道の社台ファームで繁殖牝馬として活躍、第2仔のキャプテントゥーレが2007年デイリー杯2歳ステークスを制し産駒の重賞初勝利を記録したのち、翌2008年には皐月賞を制覇している。

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