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名手の駆け引きに酔いしれた三強対決/1997年

名手の駆け引きに酔いしれた三強対決/1997年

第6章

名手の駆け引きに酔いしれた三強対決/1997年

天皇賞(春) 平成の名勝負

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 “名手の駆け引き”、そして“三強対決”
 これらの言葉が、これ以上に似合うレースはほかにないだろう。

 1997年の天皇賞(春)はとにかくすごかった。まずは“三強”を人気順に紹介しよう。

 1番人気、サクラローレル。鞍上は横山典弘。
 三冠馬ナリタブライアンと同世代だが、4歳〜5歳(旧表記。以下同)時は体質の弱さと怪我に泣かされ表舞台に上がることはなかった。しかし、1年以上の骨折休養明けで挑んだ中山記念(1996年)で復活勝利を挙げると、つづく天皇賞(春)ではナリタブライアンを破り、見事にG1初勝利。その後も有馬記念を勝つなど、古馬中長距離路線を引っ張ってきた。ここで天皇賞連覇を達成して、一強時代を確立できるか。

 2番人気はマヤノトップガン。鞍上は田原成貴。

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