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世界の名手の手によって導かれた史上初のJC連覇

世界の名手の手によって導かれた史上初のJC連覇

第8章

世界の名手の手によって導かれた史上初のJC連覇

ジェンティルドンナ “貴婦人”という名の女丈夫

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 鞍上を替えるなど、とにかくやれることはすべてやろうという陣営の努力に応えるかのように、ジェンティルドンナの調子も日に日に上がっていった。日迫真吾厩務員(調教助手)は「今年のレース中では、去年に一番近い状態」と述べ、ひと叩きした効果も「競馬に勝る調教はないよ」と語り、大きな上積みに手応えを感じていた。

 第33回ジャパンC(G1)。ジェンティルドンナは好スタートを切った。逃げ馬不在で、どの馬も積極的には前に行かず、様子をうかがう展開。先頭に立ったのは、エイシンフラッシュ。ジェンティルドンナは4、5番手での競馬となった。

 4コーナーを回る。ライアン・ムーア騎手はギリギリまで前の馬群の壁を利用して、折り合いに専念していた。直線に出ると、内から前のエイシンフラッシュに並びかけ、残り400mで早くも先頭に立つ。外から、3歳牝馬のデニムアンドルビーが伸びてくる。粘れるのか。

 両馬はほぼ同時にゴール。写真判定の結果、凱歌はジェンティルドンナにあがった。史上初のジャパンC連覇を成し遂げた。牝馬による1、2着もジャパンC史上初。また、牝馬3冠レースでの最大のライバルにして、岩田康誠騎手騎乗のヴィルシーナは、先頭から0秒2の僅差ながら7着だった。

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