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泰然自若のオペラ流で大一番へ

泰然自若のオペラ流で大一番へ

第6章

泰然自若のオペラ流で大一番へ

メイセイオペラ

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 フェブラリーSまで、あと1カ月。メイセイオペラは柴田厩務員とともに、テンコー・トレセンにやってきた。坂路調教に加えて、ダートコースで8ハロン(1600m)の追い切りも行われた。異例のハード調教であったが、オペラはラストまでへこたれず、しっかり真面目に走り切った。

 レースの10日前、メイセイオペラは茨城県の美浦トレーニングセンターへ入厩した。水沢はもちろん、これまで遠征してきたどの競馬場よりも、広大な施設。行き交う馬の数もケタ違い。しかし、オペラは環境の変化に動じることなく、落ち着いていた。オペラと柴田厩務員は、馬房の寝藁の上に並んで横になり、仲良く昼寝できるほど心を通わせていたから、安心していられたのだろう。

 佐々木調教師と柴田厩務員はじっくりと話し合い、「自分たちのやりかたで、レースに向かおう」と決めた。

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