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生涯の天敵

生涯の天敵

第4章

生涯の天敵

テンポイント 40年を経ても色褪せない名勝負

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 1975年の最優秀3歳牡馬(馬齢は旧表記)に選出されたテンポイントは、翌76年のクラシック戦線の主役になると見られていた。


 旧4歳になった76年の1月20日、テンポイントは、主戦騎手の鹿戸明、担当厩務員の山田幸守とともに、クラシックに備えて東京競馬場に入った。調教師の小川佐助は、ダービーを見据え、左回りの東京競馬場を経験させておこうと考えたのだ。


 年明け初戦に予定したのは2月15日の東京4歳ステークスだった。

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