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もはやこれまで?

もはやこれまで?

第7章

もはやこれまで?

黒船襲来を止めた駿馬、その名は“帝王”

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 回復は意外と長引き、10か月を要したものの、復活後第一戦となった1992年4月の産經大阪杯は圧勝。これで「完全復活はなった」と誰もが思った。

 問題はその3週間後の春の天皇賞3200メートルだった。初めての長距離ではあったが、武豊騎乗のメジロマックイーンとの一騎打ちが期待された。
 しかし結果は、最後の4コーナーで先頭のメジロマックイーンを追いかけるように上がってきたトウカイテイオーはまさかの失速。5番目にゴールしたときには、1着のメジロマックイーンと10馬身近い差をつけられていた。

 ならば次の舞台は、

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