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こんなに面白い馬はもう出ない

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第7章

こんなに面白い馬はもう出ない

オルフェーヴル 豪傑は本当にオンナに弱かったのか

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 オルフェーヴルのラストランとなった、2013年の有馬記念には、G1馬の出走は、前年の7頭から彼を含めて3頭と、大きく減少した。にもかかわらず、彼の走る姿をひと目見ようと、駆けつけたファンは前年比123.3%の12万4782人となった。

 この数字を見ても、彼がどれだけファンに愛され続けたかが分かる。しかも、その声援を一身に受けたオルフェーヴルの最後のレースには、苦手な女は出走しない。結果、2着のウインバリアシオンに8馬身の差をつけるほどの圧勝。みごとな王者の花道となった。


 王者の名をほしいままにしながら、時に誰もやらないようなドジを踏み、負け戦ですら伝説にしてしまう。そんなオルフェーヴルだからこそ、「女に弱い」というその欠点も、ファンの目には彼らしさを表したチャームポイントに映る。

 いやむしろ、


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