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池江流 最強の馬体の見方

池江流 最強の馬体の見方

池江流 最強の馬体の見方

 北島三郎さんは「顔に惚れた」のがキタサンブラック購入の決め手だったと話す。ある調教師は、馬の鼻先をグッと押さえたときに馬がどういう風に押し返したり反抗するかを見るという。ある生産者は、当歳時に立ち姿のポーズをすぐに決められる馬がいいという。レースで活躍してくれる馬を誰よりも早く、1頭でも多く見つけたいと馬主や調教師、生産者たちは独自の理論を持っている。それらに基づいて選んだ馬がGI馬に輝けば、うれしさは計り知れないほど大きいだろう。ましてや3冠馬ともなれば…。ディープインパクト、ステイゴールド、メジロマックイーンといった数々の名馬を育ててきた池江泰郎元調教師は定年後、「サトノ」の冠名でお馴染みの里見治オーナーのアドバイザーを務め、氏が見初めたサトノダイヤモンドは3歳で菊花賞と有馬記念を制覇した。一口馬主やPOGを楽しむ競馬ファンに池江氏が教える「最強の馬体の見方」とは?

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2018/05/16

全7章

著者について

池江泰郎

池江泰郎

Ikee Yasuo

1941年、宮崎県北諸県軍高城町(現都城市)生まれ。1957年相羽厩舎から騎手デビューを果たすと「逃げの池江」の異名を取り、ヤマピットとのコンビなどでファンを魅了した。1978年に調教師免許を取得し開業。91年にはメジロマックイーンで、メジロ牧場の悲願であった天皇賞春3連覇を達成。2005年にはディープインパクトを無敗の3冠馬に育てあげた。2011年に引退後はアドバイザー、馬主そして評論家とマルチに活躍している。

写真提供:田中哲実(目次、第1、3、4、5、6章)、山田綾子(第1章〜5章 サトノダイヤモンド当歳、2歳)、ガイドワークス(第7章 マルペンサの2016)、光文社(第7章 イルーシヴウェーブの2016)

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