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バーボンウイスキーの偉大な貢献

バーボンウイスキーの偉大な貢献

第1章

バーボンウイスキーの偉大な貢献

酒と名馬 出会いの物語

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 いま日本の酒場では酒をソーダ水で割るハイボールという飲み方が定着した。昔から酎ハイなるものが存在していたのだが、ウイスキー&ソーダ、角ハイボールの大ブームによって大衆的ながらも、なんとなくお洒落な爽快感のある飲み物となった。

 角ハイボールのおかげでバーボンウイスキーやスコッチウイスキーもハイボールスタイルで飲まれるようになったが、ウイスキーの飲酒スタイルに変化をもたらしたのが角ハイボール缶の登場である。プルトップに指をかける、冷蔵庫に缶ウイスキーが入れてある、といったシーンが一般的になってきた。

 2017年現在、ウイスキー市場の10%を缶が占めるまでになってきている。角ハイボール缶だけでなくさまざまな缶ブランドが登場していて、いま人気を集めはじめているのがアメリカの酒、バーボンのジムビームハイボール缶だ。

 もともと日だまりの温かさを想起させる甘みのあるバーボンはソーダ水割に適していて、缶になることでより身近になったといえよう。とても飲みやすく、爽快な気分にさせてくれる。

 30年ほど前の日本ではバーボンブームがあった。その頃には戻れないかもしれないが、再び若者たちがバーボンを味わう時代になった。

 実はこのバーボン。サラブレッドと関係が深い。若い国家であり、良馬など存在しなかったアメリカ。その中のケンタッキー州が名馬の産地となったのはバーボンの偉大な貢献と風土によるものなのだ。

(写真:アフロ)

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