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2001年・香港国際競走での快挙

2001年・香港国際競走での快挙

第3章

2001年・香港国際競走での快挙

世界に挑んだサムライサラブレッド 〜Part3・アジア/オセアニア編〜

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 2001年は“サムライ・サラブレッド”にとって歴史的な年だった。

 この年の12月16日に開催された香港国際競走ではステイゴールドが香港ヴァーズ(芝2400:G1)に、ダイタクヤマトとメジロダーリングの2頭が香港スプリント(芝1200:G1)に、エイシンプレストンとゼンノエルシドが香港マイル(芝1600:G1)に、そしてアグネスデジタルが香港C(G1)にそれぞれ出走。この6頭の内、3頭が勝利を収める結果となった。

 最初の勝者は、香港ヴァーズに出走したステイゴールドだった。

 ドバイ編でも紹介したが、同年3月のドバイ・シーマクラシック(芝2410:G1)を制覇していたステイゴールドは帰国後、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンCなどに出走(4、7、4着)。勝利はなかったもののコンスタントな成績を挙げて香港に乗り込んできていた。鞍上は、ドバイに引き続き、武豊騎手。国際レーティングで120ポンドの評価を得ているステイゴールドは、当日オッズ2.0倍の1番人気だった。

 このレースでは終盤から一気に波乱の展開となった。米国から参戦のエクラール(Ekraar/オーナーはシェイク・モハメド)が最後の向正面までレースをリード。最後の3コーナーに向かうところからはさらにその差を拡げ、直線に入ると、後続に約5馬身程度の差をつけ、逃げ切りを図る。

 しかし、ここからだった。

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