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伝統のメルボルンCがジャパンデーとなった日

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第6章

伝統のメルボルンCがジャパンデーとなった日

世界に挑んだサムライサラブレッド 〜Part3・アジア/オセアニア編〜

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2006年11月7日のオーストラリア・メルボルン郊外。フレミントン競馬場で開催されたメルボルンC(芝3200:G1)で、ある日本調教馬が勝利を挙げた。

 1861年創設のこのレースは、基本24頭立てで行われる南半球で最大のレースと言っていい。

 2017年にジ・エベレスト(芝1200:G1)が創設されるまで長年にわたり、オセアニアでの最高賞金額の競走(賞金総額約6億円)を誇り、開催日は毎年、メルボルン大都市圏ではメルボルンカップ・デーとして祝日となる。きらびやかな女性のファッションでも有名な、まさしくオーストラリアの国民的行事となっているのが、このメルボルンCなのだ。

 日本調教馬としては2005年5月の天皇賞・春で3着に入線したアイポッパーが日本調教馬として初めて参戦し、12着だった。

 その、翌2006年。

 参戦馬の名は、デルタブルース。2004年の菊花賞を制してG1初勝利。同年のジャパンC、有馬記念(G1)でも3着、5着と好走を見せる。有馬記念の5着は、3歳馬として最先着だった。

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