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ワシントンDC国際Sが日本馬に伝えたもの

ワシントンDC国際Sが日本馬に伝えたもの

第3章

ワシントンDC国際Sが日本馬に伝えたもの

世界に挑んだサムライサラブレッド〜Part4・アメリカ編〜

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 ハクチカラ以後も、米国の競馬に挑戦する日本調教馬はいた。

 1960年に米国で3レース(オールスタープロボウルH・エクイポイズ賞・チャーチルダウンズ賞)を戦ったオンワードゼアだ。ハクチカラが勝利した1957年の有馬記念で2着に入り、翌1958年には天皇賞・春、有馬記念で勝利していた。ハクチカラは同年5月に米国遠征に旅立っていたので、まさに、その後継者とも言える競走馬だった。

 しかし、そのオンワードゼアも、米国での成績は8、7、8着。1962年にもタカマガハラがワシントンDC国際Sに出走したが、13頭中10着。タカマガハラも1961年の天皇賞・秋優勝馬。いずれも「1957年生まれの4強」といわれた名馬だった。

 1964年には、やはりワシントンDC国際Sにリュウフォーレルが参戦。しかし、8頭中最下位という結果に終わる。

 そして、この年を境に日本調教馬の海外挑戦の先は

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