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記録が語る有馬記念 最多出走&騎乗編

記録が語る有馬記念 最多出走&騎乗編

第10章

記録が語る有馬記念 最多出走&騎乗編

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■最多出走馬

コスモバルク 6回

 コスモバルクの6回(4着1回、着外5回)出走は、地方代表選出という条件も手伝ってのものだが、2005年4歳時の4着入着は中央の強豪相手の有馬記念でのものだから、褒められていい大健闘であり、6回の出走は「無事是名馬」を地で行く、素晴らしい記録である。

 これに続く5回出走馬は、スピードシンボリ(2勝、3着2回、4着1回)、メジロファントム(2着1回、4着1回、着外3回)、ナイスネイチャ(3着3回、着外2回)の懐かしい3頭。さらに4回出走は、ナリタトップロード(4着1回、着外3回)、タップダンスシチー(2着2回、着外2回)、デルタブルース(5着1回、着外3回)、トゥザグローリー(3着2回、着外2回)の4頭となっている。

実に6回も有馬記念に出走したコスモバルク。写真は2007年(撮影:下野雄規)

■最多騎乗騎手

武豊 26回

 トップの武豊騎手は現役ジョッキーでは蛯名騎手と並んで、最多勝利タイの3勝に、最も近い位置にいる。今年もキタサンブラックでどんなレースを見せてくれることだろう。これに続くのが横山典弘騎手の24回で、1996年のサクラローレルでの1勝があるが、2着1回、3着2回と惜しいレースが多く、待望の2勝目が待たれる。他に現役では武騎手の同期のライバル蛯名正義騎手の19回(2勝、3着1回)、ベテラン柴田善臣騎手の18回(3着1回)が続く。

■最多出走調教師

尾形藤吉 25回

「名伯楽」と言われた尾形藤吉調教師の25回という数字にはまだ及ばないが、48歳という年齢を考えたら、現役の池江泰寿調教師の24回という数字は驚異というほかない(今年サトノクロニクルとミッキークイーンが出走すれば新記録となる)。これに藤沢和雄調教師の17回が続いている。

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