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漱石と競馬をめぐる一考察 横浜〜上野〜ロンドン

漱石と競馬をめぐる一考察 横浜〜上野〜ロンドン

漱石と競馬をめぐる一考察 横浜〜上野〜ロンドン

〜日本の近代は競馬から始まった〜

 18世紀のイギリス産業革命の波は、19世紀になるとアジアに及び、鎖国体制の徳川幕府を開国、そして滅亡へと追いやった。横浜や神戸などには居留地が設置され、外国人が母国の暮らしをそのままに楽しむ。そのひとつに競馬があった。当時、競馬は外国文化そのものであり、日本の近代はこれを躊躇なく受け入れた。同じころ、将来の文豪・夏目漱石も同時代人として日本の近代化の波を全身に浴びた一人だった。本書では、さまざまな関連資料を辿りながら、近代競馬の視点から漱石を、そして現代につながる日本の歩みを探っていく。

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2017/12/20

全12章

『netkeiba Books+ 編集部』著

表紙写真:
夏目漱石/amanaimages
上野不忍競馬乃図/馬の博物館

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