2011年の第16回ドバイ・ワールドカップに挑んだ日本調教馬はヴィクトワールピサ、トランセンド、ブエナビスタの3頭だった。
トランセンドは、日本国内で2010年12月のジャパンCダート、翌2011年2月のフェブラリーSとダートのG1を連勝してドバイに乗り込んできていた。さらに、帰国後にもジャパンCダートで連覇を達成したダート・マスターだ。
ブエナビスタは、デビュー戦は3着に終わったものの2戦目から2009年のオークス(G1)まで5連勝。その後も同年のエリザベス女王杯で3着、有馬記念(G1)で2着という好成績をおさめ、翌2010年のドバイ・シーマクラシックにも出走して2着という結果を残していた。その後もこの年はヴィクトリアマイル、秋の天皇賞で勝利、宝塚記念・ジャパンC・有馬記念(いずれもG1)でも2着と実力を示した上で、前年に続いてドバイへと向かった。
そして、ヴィクトワールピサ。デビュー戦こそ2着と惜敗するものの、2戦目から皐月賞(G1)まで5連勝。2010年の日本ダービー(G1)では3着に終わったものの、同年の有馬記念、さらに翌年2月の中山記念(G2)に連勝してドバイに乗り込んできていた。
これら3頭は、いずれもドバイ・ワールドカップに招待されての出走だった。
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