◆すごいクセのある気性が“ガッツ”に転化すれば上級条件で活躍
母父のディクタスは、血統的にはフランスのスタミナ血統。母父が“フランスのマイル対応血統”という点はディープインパクト、ハーツクライと近い。ただし、ディクタス血統自体はスタミナ、馬力色が強く、“前向きな気性”によってマイルを走った。
ステイゴールドも、本質的にはスピード勝負よりも馬力勝負が向く。そして“気持ちの強さ”がディープ、ハーツクライ以上で、気性的にクセが凄い馬も出しやすい。(余談だが、芸人の千鳥ノブはクセが凄いステイゴールドファン。ステイゴールド産駒が1、2着だった2012年の有馬記念で大儲けしている)
過去20年で宝塚記念の産駒勝利数は最多で、有馬記念も2位。有馬&宝塚記念の産駒勝ち星は9勝で、これはディープインパクト、サンデーサイレンスよりも多い。凱旋門賞の産駒連対数もサンデー系では最多だ。内回りは、とくに宝塚記念のようにタフな馬場で行われれば、ゴール前でバテてから頑張るガッツ、馬力が問われる。この能力に長けたのがステイゴールドといえるだろう。
◆タフな育成も苦にせず、使いながら上昇する“叩き良化型”が多い
また、ディープ産駒に比べてタフなレースの使い方、タフな育成方法にも合う。未勝利戦を叩きながら上昇する馬も多い。非ノーザンファームの生産馬のG1勝利数と勝率はディープインパクト、キングカメハメハを上回る。
ただし、
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