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目次
第5章
幸い、テンポイントの骨折は軽く、三冠の掉尾を飾る菊花賞に向けて仕上げられた。
復帰戦となった10月17日の京都大賞典では古馬相手に3着。骨折明けの4カ月半ぶりの実戦で、やや太め残りだったことを考えれば上々の結果だった。
そして、11月14日、第37回菊花賞。
1番人気は「天才」福永洋一を鞍上に迎え、トライアルの神戸新聞杯と京都新聞杯を連勝したトウショウボーイ。2番人気はダービー馬クライムカイザー、テンポイントはこれらに次ぐ3番人気だった。
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