〜ケンタッキーダービー秘話〜
酒と馬は相性が良い。誰もが納得する真理だろう。それを地でゆく競馬レースが、創設1875年のケンタッキーダービーだ。2017年の第143回まで中断なく続く、アメリカンクラシック三冠のひとつにして、「スポーツの中で最も偉大な2分間」とも形容されるこのレース。一体、なぜアメリカ中東部で生まれたのか、なぜそれほど酒と相性がよいのか。その秘話を語っていこう。
達磨 信
Daruma Makoto
達磨 信(だるま まこと)1958年生まれ。フリーコピーライター。1984年より30年以上洋酒の仕事をつづける。現在、ディレクション、コピーライティングの傍ら、サントリーホームページにカクテルエッセイ「オンドリのしっぽ」、バーボンエッセイ「アメリカの歌が聴こえる」を連載。主著『日本のグッドBar-こんなカウンターで飲みたい』、『世界に響くハードシェーク:バーテンダー上田和男の50年』
表紙、扉写真:
Kentucky Colonel ロイター/アフロ
ケンタッキーダービー。アイルハヴアナザーが優勝 ロイター/アフロ
ミントジュレップ Brent Hofacker/shutterstock
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