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競馬小説と大河ドラマの先駆者――舟橋聖一

競馬小説と大河ドラマの先駆者――舟橋聖一

第5章

競馬小説と大河ドラマの先駆者――舟橋聖一

競馬を愛した文士たち(上巻)

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 競馬小説の走りを書いた作家と、NHK大河ドラマ第一作の原作を記した作家は同一人物だった。

 舟橋聖一(ふなはし・せいいち、1904-1976)である。

 舟橋は1904(明治37)年、東京で生まれ、東京帝国大学在学中から執筆活動を始める。まず戯曲で認められ、1933(昭和8)年に発表した小説「ダイヴィング」が高く評価される。流行作家として飛躍するのは戦後なのだが、それに先立ち、「優駿」1942(昭和17)年8月号から翌43年8月号まで競馬小説「躍動」を連載している。さらに同誌の1947年9月号から48年12月号まで「遠い花」を連載した。

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