“エンタテインメントの天才”菊池寛や国民的大作家・吉川英治といった文士たちが大の競馬ファンであり、中には馬主として競走馬を所有するほどの競馬贔屓もいたことはよく知られている。
このような、競馬界に文芸の息吹を吹き込んできた文士たちの作品やエピソード、魅力を、テレビドラマ原作小説『絆〜走れ奇跡の子馬〜』の作者・島田明宏氏が紹介する。
島田 明宏
Shimada Akihiro
作家。1964年札幌生まれ。ノンフィクションや小説、エッセイなどを、Number、週刊ギャロップ、優駿ほかに寄稿。好きなアスリートは武豊と小林誠司。馬券は単複と馬連がほとんど。趣味は読書と読売巨人軍の応援。ワンフィンガーのビールで卒倒する下戸。著書に『誰も書かなかった武豊 決断』など多数。『消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡』で2011年度JRA賞馬事文化賞、小説「下総御料牧場の春」で第26回さきがけ文学賞選奨を受賞。最新刊はテレビドラマ原作小説『絆〜走れ奇跡の子馬〜』。
写真:JRA、アフロ、Kodansha/アフロ、矢部志朗/アフロ
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