ウオッカは、2007年の始動戦、エルフィンSを3馬身差で圧勝した。他馬より2キロも重い56キロという斤量もまったく問題にしなかった。
次走のチューリップ賞では、のちにライバルとして立ちはだかるダイワスカーレットも出走してきた。ダイワスカーレットは、皐月賞や天皇賞・秋などのG1を5勝したダイワメジャーの妹で、ここまで3戦2勝、前走のシンザン記念では牡馬のアドマイヤオーラに敗れていたもののその非凡な才能を高く評価されていた。管理調教師は、ウオッカの父タニノギムレットをダービー馬に導いた松田国英である。
オッズは、ウオッカが1.4倍、ダイワスカーレットが2.8倍と二強を表していた。レースも一騎打ちとなった。
ダイワスカーレットがマイペースで逃げ、ウオッカが中団外めを追走。4コーナーを回って直線、ウオッカが楽な手応えでダイワスカーレットに並びかけ頭ひとつ前に出ると、そこからは完全なマッチレースに。2頭が後続を突き放して追い比べになったが、ウオッカがクビ差のリードを保ってゴールをかけぬけた。2頭と3着馬の間には、6馬身もの差がついていた。
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