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競馬ライターの先駆者はフジテレビ初代解説者――井上康文

競馬ライターの先駆者はフジテレビ初代解説者――井上康文

第3章

競馬ライターの先駆者はフジテレビ初代解説者――井上康文

競馬を愛した文士たち(下巻)

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 JRAの機関誌「優駿」は、1941(昭和16)年5月に創刊された。競馬ファンには「セントライトが日本初の三冠馬になった年」と言えばわかりやすいだろうか。12月に太平洋戦争が開戦した年である。

 競馬ライターの先駆者である井上康文(いのうえ・こうぶん、1897-1973)は、「優駿」創刊号に、「四歳呼馬の性能検討」と題する文章を寄せている。

後世名馬と謳はれるほどの馬は出走回数が少なく勝利度数に比して着外数も又極めて少ない、セントライトはその名馬としてのスタートを切つたとも云へる

 これは、セントライトがデビュー2戦目で横浜農林省賞典四歳呼馬(皐月賞)を制し、つづく中山でのレースも勝って3戦3勝となったときに書いたものだ。

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