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次々とライバルが立ちはだかった“最強”への道

次々とライバルが立ちはだかった“最強”への道

第4章

次々とライバルが立ちはだかった“最強”への道

スペシャルウィーク (下)

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 スペシャルウィークがアメリカジョッキークラブCを勝った翌日、エルコンドルパサーの海外挑戦プランが発表された。最終目標は凱旋門賞。そのため、この1年間はフランスに拠点を移してレースを戦い、日本の競馬には出られないことになった。

 スペシャルウィークの次戦は、3月21日の阪神大賞典を予定していた。アメリカジョッキークラブCからは約2カ月、間隔が開く。その間に、例えば2月下旬の京都記念を使うという選択肢もないわけではなかったが、さすがにそこまで連戦させては疲れも残ってしまうだろう。天皇賞(春)の前に1回使って本番へというローテーションがベストと判断された。

 調整は順調に進んだ。アメリカジョッキークラブCのときが、あまりいい状態ではなかったので、かえって上昇カーブを描きやすかった。予定通りのメニューをこなし、日々、調子を上げていった。

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